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BIMとかIPDとか   2009.06.11

BIM(Building Information Modelling)について、建設通信新聞に記事があった。

アメリカではある程度普及しつつあるらしい。オートデスク(Auto CADつくってるとこ)の副社長の

インタビューでは、ある海外事業では6ヶ月の工期短縮と900万ドルのコスト縮減を実現したと。

どれくらいの規模のものかは詳しく書かれていなかったけど、6ヶ月の工期短縮。信じられん。

BIMは基本的な部材の情報から構造情報までを直接PC上で操れる上、一定の構造検討やら積算やらいろいろできるというすさまじいものです。しかも情報の書き換えや更新が即座に行えるという。

そして普及の後押しをしている背景として設計した建築物の3次元モデルデータの提出要請の増加があるらしい。(民間だけでなく、行政側も求めているらしい)

その副社長の話では、日本ではまだあまり普及していないが、今後アメリカより早いスピードで普及するだろうと。2~3年とか書いてたけど。

建築生産の体制が違うからどうなんでしょ?と思うけども。

さらにIPDとの関連。

IPD(Integrated Project Delivery)は施主と設計者と施工者がリスクと利益を共有化するもので、

ここで大事なのが様々なレベルでのコミュニケーション能力である。

そのコミュニケーションツールとしてBIMが大活躍というわけです。

確かに合意形成の上でのメリットは大きそうだ。

おもしろいと思うのはIPDのような事業形態・契約形態がアメリカから出てきたこと。

アメリカといえば訴訟社会(という世間一般のイメージ?)。建築のような世界では様々な業者が出入りするために責任分担に過度に力が注がれてそうなもんだが。んで過度に緊張した、ガチガチの建物ができてしまう、と。

たしか、ある構造家は徹底した責任の明確化がなされているといったことを言っていたと思う。

それぞれの立場の間に生じる壁を自ら破壊する手法ですよね。IPDは。逆にBIMのように徹底的に情報を共有可能にする技術がなければ、そんな手法はなかなか出てこないんでしょうが。



この情報技術の最大のメリットはやはり相互のコミュニケーションの円滑化とプロセスの共有化であるから、もし本格的に導入されれば生産体系も、設計のプロセスも変わるだろうなーと予想されるが、どうなるんでしょうね。

日本においては、
ゼネコンの設計施工のようなパッケージのスタイルと従来のセミオープン?なスタイル。そして施主、設計者、施工者で共有できるオープンなスタイル。。ということになるんだろうけども、どうでしょ。まあお金出す側は住宅程度の規模ならいざ知らず、会社の設備投資レベル、公共建築レベルになると透明性が高い方を選ぶだろうとは思いますが。

設計事務所間でサービス手法の違いからどのくらいの淘汰が起こりうるかは分からない。
神秘的な作家主義にこだわるも自由だ。しかし、この情報化の流れを無視することはできそうにもない。
今後の情報技術と設計の関連は大いに注目に値すると思う。


しかし、導入にもかなりお金かかるんでしょうね。そして使いこなせるようになるのもなかなか。
オートデスクのRevitとか軽く50万は超えるし。
地方の設計事務所でBIMを駆使する時代はやってくるんでしょうか?
ちなみにうちはJWが主流です。(僕も学生時代のAuto→JWという状況)。
僕自身はBIM、将来的には使ってみたいと思いますが。
上司たちも設計期間がどんどん短くなってると嘆いてるが、この技術が普及するとどうなるか。
戦略的に考えていく必要がありそうです。

ただ、いくら技術が進化しても設計者には高いレベルのインテグレート能力と倫理観、発想力などが要求されることに変わりはないでしょうね。
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COMMENT

BIMは自身の修論ですこし論じました。
なめる程度だけど。

大成なんかは新人にBIMのCADを使わせてるようですよ。
前田建設なんかは独自のCADシステムを開発してて、ソフトウェア事業にも最近参入してなかったっけ?
徐々に浸透させようとしてるみたいね。
3次元モデルから2次元の施工図を簡単におこせるというのが最大の強みのようにかんじたけど、現実デスクワークの図面が即施工図なんてちょっと難しそうだよね。イメージ共有、積算なんかにはいいんだろうね。

2009.06.30 | URL | tetsu_co #- [ 編集 ]

コメントありがとうございます。
いずれにせよ、CADなのでどのようにシェアが高まっていくかが問題であり、興味のあるところですね。
そういえば、前にC+Aの小嶋さんが意匠設計で40人くらいでBIM48時間耐久設計コンペ!!!みたいな恐ろしいことやってました。風解析なども含めてかなり複雑なものが短時間でできるみたいです。熟練必須でしょうけど。
BIMベースで設計業にどんなサービスモデルが出てくるか、やはり共有がキーワードですかね。
a+uでもBIM特集みたいなのが組まれてるみたいで個人的には楽しみにしてます。


2009.07.01 | URL | bana #- [ 編集 ]

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